STIGMA Side-Kurosaki Vol.1
STIGMA Side-Kurosaki Vol.1
成人向完結
発行者:とりさん
価格:章別決済
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ジャンル:その他
シリーズ:STIGMA

公開開始日:2012/07/23
最終更新日:---

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STIGMA Side-Kurosaki Vol.1 第5章 4
「僕は出ないの?」
 と幸一はふと思いついたように訊いてきた。
「あと何年かで出るようになる。日本人だと中学校に上がる前くらい。遅くとも中一には、多くの男の子が出るようになる。幸一はまだからだが子供なんだ」
 その「子供」「男の子」である幸一の中に、私はたっぷりと自分の体液を注ぎ込み支配したい。
「おじさんが『イク』時は、精液がたくさん出る。幸一の口の中に出すから、びっくりして吐き出すんじゃないよ。そのまま口の中にためておく。そうしたらおじさんの精液を、幸一にも見せてやろう」
 私は不安げな幸一の顔を覗き込んだ。
「恐い? 精液はおいしくないかもしれないけど、毒じゃないよ。汚くもない。女の人の中には、どんな男だって出すんだから」
「僕は子供できたりしない?」
 幼稚すぎるほどの素朴な幸一の問いに、私は破顔して力が抜けてしまった。冷めた、人を近づけないオーラは、ただの仮面で、彼は様々な面で成長し損なってここまで生きてきたのだ。私は――そんな幸一を、正直愛おしく思った。私には愛などないはずでは、あったが、いびつな、愛に近いものなら、私にもあるのかもしれない。
 私は声を立てて笑い、今度は優しく彼の頭を撫でて、
「かわいいな幸一。男の子のからだの中には卵の元がないんだから、絶対子供はできない。女でも口から精液入れても、子供できないよ」
 と言った。かわいいという言葉に照れたのか、バカげたことを訊いた、と思ったのか、幸一は恥ずかしそうに頬を染めた。

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