STIGMA Side-Kurosaki Vol.1
STIGMA Side-Kurosaki Vol.1
成人向完結
発行者:とりさん
価格:章別決済
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ジャンル:その他
シリーズ:STIGMA

公開開始日:2012/07/23
最終更新日:---

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STIGMA Side-Kurosaki Vol.1 第5章 4
 私はここぞという場面で、強いプレッシャーを幸一にかけたのだ。「普通」であり、人に言えない禁を破り、私の思うままの幸一になるのか、それとも私を切り捨て、凡庸な少年に戻ろうとするのか。幸一は前者を選んだし、私には彼が選ぶだろうという相当の自信があった。彼には戻るべき場所がないからだ。
 幸一の反応は予想以上で、私は感動さえ覚えた。私はゆったりと彼の幸一の手をほどいてまたベッドに背中をつけさせ、彼の顔に顔を寄せていった。
「いいね……?」
 まだまだ、静かに息を吐きながら、私は幸一に確かめる。幸一はゆっくりだが迷いなくうなずいた。
「後悔しないね。途中でもやめないね」
 幸一はまたうなずいた。私はノーの解答など想定していなかった。これは通過儀礼だ。「幸一、お前が選んだ道だ」という言質みたいなもんだ。幸一は薄く目を閉じ、これまでの「性的いたずら」の先にある「セックス」という行為に期待さえしているように見えた。
「じゃ、キスからはじめよう」

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