STIGMA Side-Kurosaki Vol.1
STIGMA Side-Kurosaki Vol.1
成人向完結
発行者:とりさん
価格:章別決済
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ジャンル:その他
シリーズ:STIGMA

公開開始日:2012/07/23
最終更新日:---

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STIGMA Side-Kurosaki Vol.1 第5章 4
 「お泊まり」を受け入れる、ということは私との性的な営みの、深化を意味することは、幸一にもわかっている(もちろん私ほどはわかっていないが)。
「でもおじさん、お仕事は?」
 幸一は一応、ワンクッション置いてくる。この二ヶ月で、(おそらく)私に対してだけは、あまりぼそぼそでなく、少しはしっかりしゃべれるようになっていた。
「土日だよ。大学はない。家の仕事はいつでもいいのは、幸一とっくに知ってるだろ?」
「でも、仕事溜まっちゃわない?」
「全然。本当は金土日でもいいんだよ。でもそれだとさすがに、お父さんとお母さんが心配……はしないんだったね」
 と皮肉をこめて私は笑う。幸一もちょっと笑う。これもおそらく、私とだけ共有する彼の秘密の一つだ
「でも常識ないって思われないかとか考えて遠慮するか、私を変に思うかもしれないからね。土日一泊なら、大丈夫だろう」
 隣人というだけで、「親子ほども」歳の離れた他人同士が、あまりにもいつも一緒にい続けるのは、本当はかなり不自然だ。それを変だと思い、詮索しない彼の親自体が、むしろ「不自然」なのだ。
 土日一泊ぐらいなら、あの母親はすんなりOKするだろう。ま、体面を気遣って手みやげを持たせるくらいか。

 土曜の昼前、寝間着と下着の替えと、ハブラシなどを持って、彼は隣室である私の家に来た。何でもすぐに取りに帰れる距離ではあるが、「お泊まり」気分を味合わせるために、私がそうするよう提案した。

 昼食には二人で卵やハムのサンドイッチを作った。それを食べてから、次いで夕食の仕込みを済ませてしまう。夕食はカレーライスにした。せっかく長い時間を共有できるのだから、旨くするには長時間の仕込みが必要な料理を選んだ。子供受けのいいメニューでもある。
 昼食と、夕食の仕込みを終える頃には、二時半を過ぎていた。
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