もし どSな俺に恋してる妹がMだったら
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発行者:†REX†
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/12/14
最終更新日:---

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もし どSな俺に恋してる妹がMだったら 第15章 これから・・・
「ね、お兄ちゃん」

「ん? なんだ?」

「あのね…」

「うん」

「お兄ちゃんって… 服を脱いでるほうが
なんかいつも以上にカッコよく見えるよ?」


裸でご飯を作っているという、傍から見るとなんだかものスゴイ
状況であるにも関わらず、その時の私の目にはそう映った。

お兄ちゃんの均整の取れた胸板とか腕の筋肉とか…
小さく引き締まった男の人らしいお尻とか…
それになんといっても、裸でいるのに正々堂々としている
そんなお兄ちゃんの男らしい「姿勢」とか「生き様」が
私にとってはものすご~くカッコよく見えちゃったのだ。


すると、はずかしさの余り、お兄ちゃんの顔を上目遣いに
見つめていた私の顔を、不思議そうな顔をしながら
マジマジと見つめたお兄ちゃんは突然。

「ブッ!」

こともあろうに思い切り噴き出した。


「え? 何?」

テレくさい気持ちを押し殺しながら、かなり一生懸命にガンばって
「カッコいい」と伝えたその言葉を、当のお兄ちゃんから
思い切り笑われてしまった私が、何がなんだかわからずに
きょとんとしていると、お兄ちゃんが楽しそうに笑いながら
こう言った。

「だってさ、ついちょっと前まではひかる。
俺が家で服を脱いでブラブラしてると、
思いっきりふくれっツラをしてたのにな!」

「え! だって!」

そう答えながらも、お兄ちゃんの言葉はまさに「その通り」
だったので、お兄ちゃんの前で私は、ただただ赤面しながら
アセアセとせざるを得なかった。


そんな私を見て満足げにフっと笑ったお兄ちゃんは、
涼しい顔をしながらこう言った。

「わかってるよ」

「もぅ… お兄ちゃんのイジワル…」

ちょっと頬をぷっとさせてしまいながらそう言った私の顔を
イタズラっぽい笑みを浮かべながら見つめたお兄ちゃんは、
そんな私に向かってすぐさまこう聞いた。

「でもひかるは、そんな俺のことが好きなんだろ?」

そんなお兄ちゃんの言葉を聞いて、思わず
隣にいるお兄ちゃんの大きな体にギュっとしがみつき、
温かな胸に顔をうずめた私は、小さな声でだったけど
素直にこう答えていた。

「うん… 大好き」


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