もし どSな俺に恋してる妹がMだったら
第2章 お兄ちゃんからのお願い
元々、お兄ちゃんから頼みごとをされてしまうと、
なぜだか「イヤ」とは言えない私なのだけど、
今回ばかりは断るワケにもいかないので、悦んで・・・ ううん!
シブシブとお兄ちゃんのその頼みごとを
「わかったよ・・・ 仕方ないな・・・・w」
そう言いながら呑んであげると、お兄ちゃんがニヤリと笑いながら
私に向かってこう言った。
「悪いな ひかる。でも 男の部屋に入るチャンスなんてことは無いだろうから、
珍しいものがあっても弄らないようにな?w
最近 俺のコレクションの置き方が違う気がするんだよな~・・・。
気のせいだとは思うけどさ。
なあ ひかる お前が見るわけないもんな・・・・??w」
『うっ・・・!! なんでバレてんだろ・・・?!!』
私はその時。思い切り冷や汗の噴き出すような思いをしていた。
「まあどっちにしろ机のところだけは弄らなくてよいからな?w」
「うん・・・・ わかった。」
お兄ちゃんがそれ以上突っ込んで聞いてくる素振りがなかったので、
私が思わずホっとしていると、お兄ちゃんはそんな私に、
さらに追加でこんなお願いをしてきた。
「それからついでに布団を干してくれると助かるんだけどw」
「え?!! そんなことまでしとかなきゃいけないの?!!」
「汗臭いのは嫌だからたのむよ・・・?w」
お兄ちゃんから甘えるような声でそう言われてしまった私は、
それだけで思わず心がグラついてしまった。
そして気がつけば
「うぅ・・・ わかったわよ! やっておけばいいんでしょ?
やっておけば!!w」
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