旦那の目の前で犯される私
旦那の目の前で犯される私
成人向完結
発行者:Tira
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/06/05
最終更新日:---

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旦那の目の前で犯される私 第6章 焦らされた挙句……
「ああ……はぁ、はぁ」
(ど、どうして?わざと私をイカせないようにしているの?)

 膣に入り込んでいた物――沖村の肉棒がヌルリ抜けた。そしてベッドが軋んだ後、裕子の横に飛んできた。正確には、沖村がベッドの横に歩いてきたのだが、愛液が付いた部分しか見えないので透明な肉棒が飛んできたように見えたのだ。その愛液の付き具合から、勃起している事が分かる。
 沖村はベッドの横でずっと立っているだけだった。

「はぁ、はぁ、はぁ……」

 この透明な肉棒が膣の中をかき回していたのだ。これで子宮口まで突かれ、オーガズムに達しようとしていたのだ。
 裕子は戸惑った。沖村が望んでいることは分かっている。しかし、自分から進んでするなんて事は出来ない。それでは合意の下でセックスをした事になってしまう。
 鎮男の――夫の前で悪戯され、苦痛を感じていたはずなのに。それなのに、体はこの肉棒を求めている。
 下腹部が、また満たされたいと要求している。そして、オーガズムを迎えたいと裕子の理性に訴えかけていた。

「はぁ……はぁ……」

 上半身を起こし、鎮男の寝ている姿を見つめた裕子はぎゅっと目を瞑った。

「鎮男……ご、ごめんなさい。私……」

 胸の前で拳を作り俯く様は、まるで理性を押し殺そうとしているかのようだった。ゆっくりと瞼を開いた裕子は、透明な肉棒を眺めた後、戸惑いながらも唇を近づけていった――。
 目の前にある勃起した透明な肉棒。自分の愛液だけがその形を表現している。沖村の顔を見ようと上を向くが、そこには天井しか見えなかった。一瞬戸惑い、そして右手でゆっくりと肉棒を掴んでみる。確かにそこには生温かい感触があり、根元には陰毛のようなモサモサとした指ざわりを感じた。更にその向こうには下腹部であろう温かい壁がある。向こうにはカーテンが掛かった窓しか見えないのに、紛れも無く「人」の存在があった。

「…………」

 ゆっくりと右手を動かし、様子を探る。胴からカリ首までを何度か扱いていると、不意に後頭部を掴まれた。そして手の中にある、見えない肉棒に顔を引き付けられる。
 裕子はもう一度上を向いて沖村の表情を見ようとした。
 だが、その様子は分からない。
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