教室でカップルに……を、されてしまいました
教室でカップルに……を、されてしまいました
成人向完結
発行者:竹井克
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/06/29
最終更新日:---

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教室でカップルに……を、されてしまいました 第1章 え・・また?
 なかったこと!
 なかったこと!
 なにも見てない!
 叫び声を発しておきながらも、なおもわたしは気が付いていない振りをして、下を向いた。
 とはいえ、すぐ目と鼻の先で行われているのだ。いくら焦点を合わせないようにしていても、視界の片隅に、ぼやけたように映像が入り込んでしまって、結局、二人がなにをしているのかまる分かりだった。
 目をぎゅっと閉じたり、横や後ろを向けば、見なくても済むのだろうが、それは二人に気付いてしまっていることを教えることに等しいため、それは出来なかった。
 だって、気付いていると分かってしまったら、話しかけられ、強制的に参加をさせられてしまうかも知れないから。また、昨日のように。
 いや、気付いていることは、もう向こうだって気付いている。それは当たり前だ。とにかく、気付いていない振りをいつまで続けられるか、向こうにとっても楽しみは、要はそこなのだ。
 春美は、自分の手の中にある武田から生えたぐにょぐにょしたものを揉み始めた。
「う」
 武田は小さな呻き声を上げた。
 手の中のそれは、みるみるうちに形を変化させいった。
 萎んだ細長い風船に空気を入れるかのように、大きく、長く、硬そうな、棒状のものになった。
 その先端だけ、ぷっくらと大きく膨らんでいて、色も少し違う。
 春美は、その棒状のものの真ん中くらいのところを改めてそっと握ると、ゆっくりと、手を上下させ始めた。
 見てない。
 知らない。
 なにも見ていない!
 絶対に見てない!
 わたしは、なおも無視し続けた。
 やがて、ちゅくっちゅくっというガムを噛むような音がするようになってきた。
 おそらく春美が、武田の先端から漏れ出ている液体を全体に塗り付けて、しごき続けているのだと思う。その粘液の音だ。
「おおおお、出そう、出そう」
 武田は身をよじらせた。
「出しちゃえ出しちゃえ~」
 二人の言葉に、わたしはもうそっちが気になって、下を向いているのが辛くなっていた。
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