わたしの席のすぐ横で、カップルが信じられないことを始めてしまいました
わたしの席のすぐ横で、カップルが信じられないことを始めてしまいました
成人向完結
発行者:竹井克
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/06/29
最終更新日:---

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わたしの席のすぐ横で、カップルが信じられないことを始めてしまいました 第1章 放課後の教室で
 ここにいてはいけない!
 すぐさま立ち上がって逃げ出したい、そんな衝動にかられた。
 でも、立ち上がることは出来なかった。
 ここで逃げたりしたら、それに気がついていることを二人に知られてしまうということに他ならなかったから。
 だからこのまま、なにも知らない振りを続けるしかなかった。
 でも、知らない振りをといいながらも、わたしの視線は、そこからそらすことが出来なかった。
 横目を上手く使い、また微妙に顔の向きを傾けたりして気付かれないようにしながら、二人の姿をずっと見続けてしまっていた。
 春美はより高く腰を浮かせたかと思うと、ふっと一気に落とした。
「あ」
 と、微かではあるが、春美の口から、そんな声が漏れたのをわたしは聞き逃さなかった。
 ごくり。ねばっこい唾液が、わたしの喉に引っ掛かったが、なんとか飲み込んだ。でも、その音を聞かれてしまったかも知れない。
 春美は、わずかに腰を上下させ始めた。
 わたしだってもう十六だ。二人がなにをしているのか、間違える余地などははなかった。
 でも、まさかこんなところで……
 そうか、ここにいるのが、わたし一人だからだ。
 以前にも、たまたま教室にわたしと武田と春美だけだったとき、武田が春美の背後から抱き着いて胸を揉みしだくのを、わたしに執拗に見せ付けてきたことがあった。わたしが気が弱くて、なにもいえず、逃げ出すことも出来ないのをいいことに。
 それがさらにエスカレートしたのだ。わたしがこんな性格だから、それを面白がって。
 今日ここにわたし一人になることは分かっていたはずだから、それで二人は計画を立てたのだろう。
 わたしは、気がつかない振りをして、じっと耐えていた。
 すっかり二人の息は荒くなっていた。
 わたしが気付かない振りをしているものだから、武田がなんとかわたしから反応を引き出したいと思ったらしく、春美の下から大きく腰を突き上げ始めた。
「あっあっあっあっ」
 春美も、恍惚とした表情を浮かべ、あからさまな声を出し始めた。
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