そんな早くに､

まだ部活も始まっていないのに､

誰も来ているはずがない｡




とりあえず教室に行って､

窓から外を眺めてみると､

丘の上にある高校なので､

なかなかいい眺めだったり

することに気づいた｡




それだけで､

何だかﾗｯｷｰ気分｡




誰が一番に来るかなって

一人で予想したりして｡



七時半､まだ早い時間

なのに誰か来た｡



女子かな?


3階の窓から身を

乗り出して覗くと･･･




一瞬､時間が止まった｡




まさか目が合うなんて､

思ってもいなかったから｡




来たのは､男の子｡

しかも､自転車姿が

よく似合う爽やか男子｡




心臓がﾊﾞｸﾊﾞｸ言っている｡




かっこいい･･･