義弟の一言で狂った私の人生
義弟の一言で狂った私の人生
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発行者:マリアンヌ
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/06/14
最終更新日:2012/06/14 12:33

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義弟の一言で狂った私の人生 第2章 分かれ道
重ねられていた久の手は、

頬を包み込むように顔に添えられた。




「久さん。」




思わず、久を見つめてしまう。

その真剣なまなざしに、

心が揺れ動いた。




声がかすれ、思ったように言葉にできない。




「離してください。久さん。」




緊張が、体を震わせた。




「ずっと。」


「そう、ずっと見てた。」




ゆっくりと、顔をなでるように指を滑らせる。




私は身動きが取れなかった。




やさしく顔や髪をなでる、

彼の温かな指先を感じながらも。




「彩子さんは知らなかったでしょう。」



久の長いまつげが、

切なそうにふせられる。




私はボォっとする頭の中で、

彼の言葉を受け止めていた。




「初めて会った時から、気になってたんですよ。」



「触れてみたいと思ってた。この髪も顔も、この唇も。」



なでまわすように動いていた手が、

唇までくると、その動きを止めた。




久の顔が近付いてくる。




私は瞳を大きく見開き

間近に迫ってくる瞳を、

ただ凝視していた。




「何を・・・」

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