義弟の一言で狂った私の人生
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発行者:マリアンヌ
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/06/14
最終更新日:2012/06/14 12:33

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義弟の一言で狂った私の人生 第2章 分かれ道
「彩子さんは、これからどうするの。」

久はカップに口をつけながら、

おもむろに切り出した。




どうしたら良いのだろう。

何も知らないままであれば、今

まで通り暮らしていけたのかしら。




いいえ、どこかで歪みは

生まれていたかもしれない。




知ってしまったのに、

今まで同じように暮らせるかしら。




いろいろな不安が一気に出てきて、

考えがまとまらない。




「分からない。分からないわ。」




カップを持ったままの私の手に、

久はそっと手を重ねた。




「ごめん。そんなに思いつめないで。」

「彩子さんには、笑っていてほしかったんだ。」




久は、持っていたカップを机に置き、

包み込むように両手を重ねた。




「最近、考え込むような姿を見かけていたから、兄さんの事でなのかと思って。」




申し訳なさそうにつぶやく。




最近、考え込んでいたのは姑の事。

姑から孫を急いている発言が出るたびに、

気がめいていたのだ。




「久さんのせいではないわ。」




私はうつむいたまま、

あわてて首を振った。




「彩子さんのせいでもないよ。」




思わず顔を上げると、

正面には真面目な表情で

見つめる久の顔があった。




泣いてしまいそう。




そんな心の内を見透かされて

しまうような気がして、

私は思わず顔をそむけた。




誰かに、ずっとそう言って

欲しかったのかもしれない。




「彩子さん。こっち向いて。」
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