義弟の一言で狂った私の人生
義弟の一言で狂った私の人生
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発行者:マリアンヌ
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/06/14
最終更新日:2012/06/14 12:33

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義弟の一言で狂った私の人生 第1章 あの日

薄暗い電灯も所々で途切れ、

広い公園の中央へ差し掛かったころには、

その明りさえも届かない。




静まり返った空気の中、

自分の歩みの音だけが、大きく響いた。




その時。




「彩子さん。」

不意に、暗い茂みの中から呼び止められた。




振り返った私の腕を、

強い力で掴み、茂みへと引きずり込む。


「あ」


声を出そうとした口元を、

抑えられてしまった。




「静かに。こっちに隠れて。」



義弟だった。




思わずうなずく私に、

義弟は口元を押さえていた手を、

ゆっくりと離した。




「やっぱり来たね。来ると思っていたよ。」

「久さん。なぜこんなことを・・・」





私は、強い力で掴まれたままだった

義弟の手を、やっとの思いで振りほどいた。




「彩子さんは知っておいた方が良いと思ったんだ。」




にやり、と久は笑みを浮かべる。




すぐ間近にある久の顔を暗がりの中、

目を凝らしながら見つめた。

「何を?」

こんなところで、何を知るというのか。





「兄さんの本当の事を、さ。」

久は、茂みの外を伺いながらも、話し始めた。


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