義弟の一言で狂った私の人生
第7章 2度目の交わり
「いいよ。ささえてるから。」
さらに壁に押し付けるように
抱えられながら、
久の言葉を聞いた。
うっとりと潤った瞳が
久に向けられる。
全身を弄られる手さえも
心地よさを感じ、
彩子の全てが、
久に委ねられていった。
「彩子さんは、頑固だよね。」
久は、リビングのソファーに
裸のまま座りながら、
まだ横たわったままの彩子を見下ろした。
久の言葉に、少しむっとした表情を浮かべる。
「頑固?」
久に流されるままになっている自分の、
どこが頑固だと言うのだろうか。
久は、あははと声に出して笑う。
「そんなに嫌がることかな。」
目に涙を溜めながら、彩子の頭をなでた。
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