セーラー服好きの彼
セーラー服好きの彼
成人向完結
発行者:Tira
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/06/02
最終更新日:---

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セーラー服好きの彼 第3章 妹の体と彼の欲望
 明菜はクスッと笑うと、千夏の両腕を左右に広げた。すると真二が恥ずかしそうに椅子から立ち上がり、座っている千夏の足元に膝まづく。
 目の前にあるセーラー服。そして、そのセーラー服を盛り上げる二つの胸。左右に開いた千夏の腕がゆっくりと真二の頭を抱きこみ、セーラー服の胸元へといざなった。

「…………」

 後頭部を抱きしめられたと同時に、顔全体にセーラー服の生地が密着する。そして更に顔が引き寄せられると、弾力のある柔らかい胸が押しつぶされた。
 明菜は何も言わず、千夏の手で真二の頭を優しく撫でた。真二がそっと千夏の腰に手を回し、抱きしめる。

「懐かしい感じがするよ。あのときの感覚が思い出せた感じがする」
「そう、良かったわね」
「洗剤のいい香りがするよ」
「…………」

 気持ちよさそうに頭を左右に動かした真二。その行動に、千夏の体がピクリと動いた。
 体を抱きしめる真二の腕をとても熱く感じる。

「もう少しこのままさせてくれ」
「うん、いいよ……」

 力強く抱きしめられた千夏の口から、「んっ」と吐息が漏れた。心臓が血液を必死に送っているのが分かる。そして、真二の掌が千夏の背中をセーラー服越しに優しく撫で始めると、頭を抱きしめていた千夏の腕に力が入った。
 大きな掌が背中を撫で回っている。明菜は感じていた。千夏の下半身が熱くなり始めたことを。

「明菜。愛してるよ」
「やだ……こんなときに。今は千夏の体なのよ」
「分かってる。でも言わずにはいられないんだ」
「真二……うっ」
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