セーラー服好きの彼
セーラー服好きの彼
成人向完結
発行者:Tira
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/06/02
最終更新日:---

マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
セーラー服好きの彼 第2章 彼を誘惑!
「ここ。ここにいるの」
「えっ?」
「私よ、私が明菜なの」
「……はぁ?」
「ごめんね、騙したりして。真二の気持ちをちょっと知りたかったのよ」

 抱きしめた腕はそのままに、千夏が顔を上げ真二を見つめた。

「ど、どういう事だよ。君は一体……」
「覚えてない?私の家に来た時に合っているのよ。妹の千夏」
「千夏?千夏って……明菜の妹の?」
「そう。私、千夏の体を借りているの」
「そうか……。そう言えば明菜の顔に似ているような感じがするな。思い出したよ、千夏ちゃんだ」
「うん」
「で、でも。一体どういうことなんだ?」
「うふふ」

 ようやく真二を解放した千夏は、二人して近くのベンチに座った。二十七歳の男性と、セーラー服を着た女子高生が妙に近づいて座っている。周りの人からは、あまり良い印象に見えないらしい。ヒソヒソと話しながら通り過ぎるおばさん達には、援助交際している様に見えるのだろう。

「実はね、PPZ-4086っていう薬を使って千夏の体に乗り移ったのよ」
「の、乗り移った?」
「ええ。だから今、千夏の体は私が支配しているの」
「嘘みたいな話だな」
「私も最初は嘘だと思っていたの。でも実際にこうやって千夏の体を操っている。私自身、信じないわけには行かないわ」
「でも、俺から見れば千夏ちゃんが明菜のフリをしているようにも見えるんだけど」
「でしょうね。真二がセーラー服姿の私を見たいって言ったでしょ。私はもう二十五歳だし、コスプレするみたいで嫌だった。でも妹の千夏ならば高校生だし、別に問題ないと思って」
「……俺のために?」
「だって、会社でしつこくせがむんだもの」
「そ、それは……」
「セーラー服が好きだからでしょ」
「あ、ああ。ほんとに……明菜なのか?」
「ええ。何なら会社に入る扉のパスワード番号を教えてあげましょうか」
「パスワード番号を?」
「1322957」
「……そ、そうだ」
「信じた?」
「……す、すごいな。ほんとに明菜なんだ」
5
最初 前へ 2345678 次へ 最後
ページへ 
http://tira.livedoor.biz/
ページの先頭へ