セーラー服好きの彼
セーラー服好きの彼
成人向完結
発行者:Tira
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/06/02
最終更新日:---

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セーラー服好きの彼 第2章 彼を誘惑!
 明菜は、普段使わないような女子高生風のしゃべり方で真二と話した。真二からすれば、セーラー服を着た女子高生に話しかけられているとしか思えない。
 下からニコリと微笑み、見上げる千夏。そのセーラー服に包まれた胸に視線を向けつつも、すぐに逸らす仕草が明菜には笑えた。

「俺、援交とかには興味ないんだ」
「そうなの?お金とかいらないんだけど」
「……か、彼女だよ。彼女と待ち合わせしているんだ」
「そうなんだ。ねえお兄さん。私と彼女ならどっちを選ぶ?」

 後ろで手を組み、わざとらしく胸を突き出した千夏の姿に真二の鼓動が高鳴った。良く分からないが、大好きなセーラー服を着た女子高生が自分と遊んで欲しいと言っている。
非常に魅力的な話だ。
 真二の頭の中で、明菜とセーラー服を着た可愛い女子高生が天秤に掛けられた。
 その結果――。

「あのさ。俺、彼女と結婚するつもりなんだ。だからそんな不純なことは出来ないよ」
「……私と付き合ってくれたら、セーラー服姿で色々なことをしてあげるのに?」
「えっ?」
「お兄さんがして欲しいって言うことなら何でもね!」

 軽くウィンクをしながら更に真二に歩み寄り、胸と胸が接するくらいに近づいた。魅力的なセーラー服が目の前にある。しかも、自分の思い通りにしてくれるなんて。
 ぎゅっと拳を握り締めた真二は大きく深呼吸した後、口を開いた。

「き、君の気持ちは嬉しいけど、やっぱり俺は彼女を裏切ることは出来ないよ。だから……ごめんな」

 そう言い切ったのだった。

「……そう。そうなんだ」
「ああ。だから……あっ!」
「私、すごく嬉しいよ」

 人が行き交う駅前の噴水で、千夏が真二に抱きついた。その力強い抱きしめ方に真二がよろけた。

「お、おいっ。ちょっと!」

 こんなところを明菜に見られたら――。考えるだけでも恐ろしい結末になりそうだ。
 真二は慌てて千夏を引き離そうとした。

「た、頼むから離れてくれよ。彼女に見られたらどうするんだ」
「大丈夫。もう彼女は来ているから」
「えっ!ど、何処にっ!」

 その言葉に、真二は青ざめて周りを見渡した。抱き合う二人を見ている人たちはいたが、明菜の姿は見当たらない。

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