甘い毒
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発行者:美心(mishin)
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2013/04/14
最終更新日:2013/04/14 04:16

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甘い毒 第14章 ◆
そして、今日見た夢にも彼は出て来た。
会わなくなってから、5年目だ。


「ミナ、会いたいよ。」

夢の中で彼はそう言っていた。

「俺のことを思い出してよ。」

「ねぇ、俺と付き合ってよ。」

「俺はまだミナのことが好きだよ。」

七原くんは私に顔を近づけてキスをした。

唇がぶつかる柔らかい感触までした。



やめて!

私は叫んだ。

これは夢だ。分かっている。だけど目の前にいる七原くんは妙にリアルだ。学生の頃の姿ではなく、少し落ち着いて大人びている。

今の彼の姿なのだろうか?

でも私は現実で会ってなどいないし、何故分かるのだろうか…?

私が脳内で作り上げた姿なのか、

それとも彼の生き霊が私の夢枕に立っているのだろうか。

否、そんな非現実的なことあるわけない。
私は自分の髪の毛を掴んで頭をぐしゃぐしゃかき回した。


何で、こうやって私の心を乱しに来るの?

もう何年も前に別れたのに。

もしかして、私はまだ心のどこかで期待しているのかも知れない。

期待、という言葉が浮かんだ瞬間、それは私の心にぐさりと突き刺さった。
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