春夏秋冬 Ⅱ
春夏秋冬 Ⅱ
成人向
発行者:ほおずき
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛
シリーズ:春夏秋冬

公開開始日:2012/05/27
最終更新日:2012/07/12 19:23

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春夏秋冬 Ⅱ 第1章 写真


「月白殿はシャンパンでいいとして、
おちびさんはジュースで良かったか?」


光はおちびさん扱いにも反応せず、固まってしまっていたから、変わりにグラスを受け取った。


「名前は光と言います。
まだ酒類を飲める歳ではありませんので、ジュースを頂きます」


「何だ、飲ませないのか?
君はこの年頃には飲んでいただろう」



弥生様と出会った頃、俺もまだ未成年ではあったけど、今の光ほど若くはなかった。



「私も16の頃は、まだ酒を知りませんでした。
実家にいましたので」


「そうだったな。
君は18の時に家を出されたのが辛かったと言って泣いていたものな」


「恥ずかしい話はやめてください」


弥生様が言ってるのは本当の話だ。
確かにそう言って弥生様の前で泣いた記憶はある。


だが、光のことは15歳の時に実家から連れ出しているだけに、彼の前では絶対に話題にしたくない内容だ。




「あの皓がこんな立派に育ったんだから、年寄りは昔話ぐらいしたくなるよ。
最後に会ってから、五年ぐらい経つのかな」


「‥はい、両親と兄の葬儀の日に声をかけていただいた時以来です」

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