春夏秋冬 Ⅱ
春夏秋冬 Ⅱ
成人向
発行者:ほおずき
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛
シリーズ:春夏秋冬

公開開始日:2012/05/27
最終更新日:2012/07/12 19:23

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春夏秋冬 Ⅱ 第6章 パジャマと媚薬
「やだ‥」


恥ずかしくて恥ずかしくて、見つめてくる視線から逃げて、皓様の首筋に抱きつくと、ふわっと抱きしめられる。

温かい体温に包まれて、仄かに石鹸と水の匂いがしたけど、俺の匂いなのか皓様から香るのか解らない。

それくらい、今お互いの距離が近い…。
一週間、離れていた体温の中に包まれている。



「…どうした、緊張してるのか?」



「は、い」


優しい手に髪を撫でられ、大丈夫だから、と耳元で囁かれ、また体温が上がった。


チュッと、音を立てて口付けられ、あっという間に舌が滑り込んで、俺のそれに絡まった。


「ふっ、ぁっ」


粘膜同士が絡み合って、濡れた生暖かい感触に、背筋がゾクゾクと震えてしまう。


優しいのに強引なキスに夢中になってる間にも、淫らな手は俺の身体を撫で回し、わき腹をなで上げたり、腿をさする。


「やぁっ…、」


唇が離れた途端に、口からは恥ずかしい声が漏れて、可愛い、と笑われた。


「声、いっぱい聞かせて」


「っ、やだぁ、」


皓様の膝の上で身を震わせることしかできない俺を追い詰めるように、彼の手は意地悪に蠢く。


薄いパジャマ越しに背骨をぐりぐりと押されたり、脇を擽られたりして、不思議なほど感じてしまう。

だけど、本当に触って欲しいのはそこじゃない。



「こ、うさまっ」


焦れったい疼きに涙が浮かんで、頬を流れだのが感触で解った。


「背骨、
強く触られるの気持ちいい?」


「ちがっ、」


違う…。
触って欲しいのはそこじゃない。
今日の俺の身体は触られたところから熱くなってしまうけど、触って欲しいのはそこじゃない。


なのに、皓様は意地悪な笑みを浮かべて緩く首を振る。


「違わない。
光の身体が気持ちいいって言ってる…」


「ひぁっ」


つーと、足の付け根を撫でられて、ビクッと身体が跳ねた。


「今日は、元気だな」


「…っっ、言わないで」


言われなくたって、自分の身体は解る。自分がおかしいくらい熱くなってるのなんて知ってる。
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