春夏秋冬 Ⅱ
春夏秋冬 Ⅱ
成人向
発行者:ほおずき
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛
シリーズ:春夏秋冬

公開開始日:2012/05/27
最終更新日:2012/07/12 19:23

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春夏秋冬 Ⅱ 第1章 写真

「こうさま、あの、あの方はいったい!?」


俺の服の裾を掴む光の指も、口元もわなわなと震えていて、まるでお化けでも見たかのようだった。

‥無理もない。


「光、今日見たことも聞いたことも、全て明日になったら夢だ。

特にあの人のことは。
本来なら、口を利くこともままならないお方だから」


「陛下って、どこの陛下ですか?」


「この国の陛下だけど、大丈夫、幻だから。
でも念の為、君は大人しくしてて」


光は涙目でコクコクと頷いた。



服の裾を掴んでくる指は可愛いけど、少し子どもっぽいから離させて、自分の手をその指に絡めた。

そんな俺達を見て、弥生様はまた少し笑った。
















陛下の宿泊しているのは何とも簡素なログハウスだった。

個人の持ち物としたらかなり立派な部類ではあるが、言い換えればそういうレベルだ。


ログハウスには老夫婦の管理人がいて、俺達が行くと直ぐに飲み物が用意された。


あろうことか陛下と並んで円卓に座った。光は完全に固まっていたし、俺も少なからず困惑していたが、当の弥生様はどこ吹く風だ。

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