春夏秋冬 Ⅱ
春夏秋冬 Ⅱ
成人向
発行者:ほおずき
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛
シリーズ:春夏秋冬

公開開始日:2012/05/27
最終更新日:2012/07/12 19:23

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春夏秋冬 Ⅱ 第6章 パジャマと媚薬
「おかえり」


「‥‥はい」



風呂から出てきた俺を見て、皓様は可愛いと笑う。

ソファーに座った彼においでと手を引かれてその隣に座り、ジュースの入ったグラスを渡された。

入浴後のほのかな喉の渇きを覚えて、お礼を言って口に運ぼうとして、慣れない香りに気がついた。



「お酒、入っていますか?」


ふんわりと花が香るように笑った彼は、良く気がついたね、と俺の半乾きの髪を撫でた。


「少しだよ。
いいだろう、たまには」


良くない、
怖い。



だけど、今夜の彼は優く笑っているけど、瞳は真剣で逃がしてくれそうにはなかった。それに俺も、一週間ぶりに帰宅された彼の体温が恋しかった‥。


罠の仕掛けられたそのグラスを、そうと解っていて口に運んだ。


「‥頂きます」



エッチな格好させられて、お酒なんか飲まされて、自分はこれからどうなるんだろう。



グラスを空にした俺を見て、皓様は満足げに微笑んだけど、少しだけ心配そうな顔をしながら浴室に消えた。




慣れないアルコールと緊張感に酔ったのかもしれない。なんだか身体が重たくて熱い。
ソファーに埋もれながら、彼が風呂から上がるのを待った。








「光、大丈夫?」


「は、い」


身体が熱い…。
何とかソファーから身体を起こすけど、自分で座っていられなくて皓様に凭れるた。直ぐに温かい腕に抱き上げられて寝室に連れて行かれた。



「お酒、強かったのかな。
気分悪い?」


「平気、です…」


ベッドに座った皓様の膝を跨ぐようにして、向かい合わせに座らされる。触られたところから熱くなってきて、心臓がうるさいぐらい騒いだ。


アルコールに酔った、の?


「あ‥」


ガウンのボタンが外されて、恥ずかしい自分の姿が皓様の目の前に晒されると、思い出したように恥ずかしくなって、ガウンの前を引き寄せた。



「駄目だよ、よく見せて」


皓様は笑って、俺の手からガウンの裾を奪うと、大きくはだけさせた。


「やぁ」


「‥‥‥想像してたよりずっといい。
似合ってる」


「何を」


何を想像してたの…?



「こういうエッチなかっこ、似合うようになったんだね」


熱っぽい声に囁かれて、涙が浮かぶほど恥ずかしかった。
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