春夏秋冬 Ⅱ
春夏秋冬 Ⅱ
成人向
発行者:ほおずき
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛
シリーズ:春夏秋冬

公開開始日:2012/05/27
最終更新日:2012/07/12 19:23

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春夏秋冬 Ⅱ 第6章 パジャマと媚薬
恥ずかしいに決まってる…。
いっそ裸のほいがましだ。



「お願い聞いてくれてもいいだろう?それにガウンはきっと気に入るよ」



最後に箱から取り出した真っ白なガウンを渡されて、広げてみれば意外なことに、かっこ良かった…。


「好きだろ」



「‥‥‥‥‥」


好きだ。
皓様が王都で着る洋装の外套に似ていた。


立ち上がった襟に、上半身はかなり細身のデザイン。腰はぐっと絞られて、背部のスリットにはふんだんに生地が使われていた。裾は膝下まである。



思わず羽織ってみようとして、直ぐに入らないことに気がついた。


「‥‥‥‥小さい?」


皓様が選んでくれた服でサイズが合わなかったことは今までなかった。中には完全にオーダーメイドのものも少なくなかった。

もしかして、前に採寸したときより背が伸びとかと一瞬期待しそうになったが、皓様は首を振る。


「違うよ、このパジャマを着て羽織るために仕立てさせたから、着物の上からは着れないよ」


彼は綺麗な顔で微笑む。


‥その顔はずるい。


俺が皓様のお土産は何だって嬉しいのを知っていてこんなことをする。


「‥ずるい」


「…お風呂、入っておいで」


苦情を苦笑で聞き流す手管も全部ずるい。
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