春夏秋冬 Ⅱ
春夏秋冬 Ⅱ
成人向
発行者:ほおずき
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛
シリーズ:春夏秋冬

公開開始日:2012/05/27
最終更新日:2012/07/12 19:23

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春夏秋冬 Ⅱ 第5章 仲直りの夜と朝
潔視点




「どこか具合悪い?」


何となくだけど、朝顔を合わせたときから皓の様子がおかしかった。

何、と言うほどのことはない。

敢えていうなら、少し集中力が足りない。だからと言って、ミスをしたり仕事が遅れるようなこともないから、指摘はしにくい。

だけど、なんだかダルそうでもある。


「いや‥、いつも通り。
と言うか、どちらかというと元気」


なんて答える声が既にいつもと違う。
元気がない、テンションが低い、
いや、どれも違う。


昨日は王都から戻ったばかりで疲れでも出たのかと思ったが、本人が元気だと言うし。

久しぶりに大喧嘩となった光との諍いも、昨日の光の態度だと和解したようだけど。


何だろうか?



















皓は午前中は自分の執務室に籠もり書類仕事を片づけ、午後は外に出かけていった。俺はこれからの時間は、この屋敷の使用人頭としての業務に移る。


どこの柱が傷みだして外観を損ねてるだとか、補修に幾らかかるとか、どの業者に発注するとか、今月の食料の買い付けやら、光熱費がどうとか、使用人達の勤務日程だとか、誰と誰が喧嘩して揉めてるとか。


いろいろ。


光が絡みの仕事も、最近少しある。

彼は今や皓の伴侶と言ってもいい。
前みたいに、本人の好きにさせとけ、とはいかない。


たまには彼の家庭教師と会って、勉強の進み具合を確認したり、進路について話し合ったり。 お稽古事はたまに行事があるから予定を確認したり。


月に二回、決まったサロンに髪を切りに行かせ、服に不足がないか確認もする。

服は皓が喜んで買い揃えているし、雪もいるから管理はされてるけど、当の光はあまり物を欲しがらないし、着飾りたがらない。

雪は男の子ですからね、と言うがいつも同じ服で出かけるのは頂けないから、時々外出前にファッションチャックする。


「やり直し、着替えてきなさい」


「っ!?」
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