春夏秋冬 Ⅱ
春夏秋冬 Ⅱ
成人向
発行者:ほおずき
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛
シリーズ:春夏秋冬

公開開始日:2012/05/27
最終更新日:2012/07/12 19:23

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春夏秋冬 Ⅱ 第3章 嫉妬
光に彼女がいたらしい‥。


俺はそんなこと知らなかった。うちに連れて来たときの様子からして、男も女も経験している様子はなかったから、安心してた。


だけど、光が既に女を知っていたら‥。
馬鹿げた嫉妬だと解っている。俺に会う前のことなんか、責められるはずがないのに。






「こうさまっ!!?」


「っ‥」


肌を合わせることに、光も俺も未だに慣れることはなかった。光がまだ、処女のままだからだろうか。


いつも緊張感の入り混じった興奮が伴う。


後ろを弄られて快感を得ることは出来るのに、痛がって挿入は出来ない。

ゆっくり待とうと思っていた。


直に身体も成長するだろうし、緊張が解れれば受け入られるようになるだろうと‥。

光は俺の傍にいる、焦る必要はないと、自分に言い聞かせていた。

だけど、
光には彼女がいた‥。


光の中に突き立てた二本の指で、激しくしこりを責め立てると、ビクビクと身体を震わせて、泣き声をあげる。


「ひゃぁぁっ、やぁ、やだっ、やだよ」

「なぜ?、気持ちいいだろう?」


光の性器は立ち上がって、自分自身の零した滴りで濡れていた。


「やぁ、やぁんっ、はぁっ、」


ピクピク震えて、物欲しそうな淡い色の性器。これを弄ってやらなきゃ、後ろだけじゃ光はイけない。



「ひぅっ‥、こうさま‥!?」


「後ろだけで、イッてごらん‥」


「ぅっ、何で‥?」


帰ってくるなりこんな真似をされて、訳も分からず混乱に泣く光を抱きしめて、更に彼を追い詰めた‥。












余韻から抜け出せず、ぐったりと力を失った身体。 泣いたせいで赤く染まった目尻。


「ひかる‥」


「‥はい」


光の声は涸れていた。


「彼女、いたの?」


「‥‥‥‥彼女、」


そう呟くと、光は掠れた声でクスッと力無く笑った。


「俺のせいで、離れた?」


「‥‥忘れていました。
このお屋敷に来ることが決まった時から‥」


「俺を恨んでる‥?」


「恨んでいたけど、それも忘れていました‥。母さんと親子でいられなくなったのも、弟達と離れ離れになったのも、全部あなたのせいだと思ったけど、
忘れていた‥」
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