春夏秋冬 Ⅱ
春夏秋冬 Ⅱ
成人向
発行者:ほおずき
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛
シリーズ:春夏秋冬

公開開始日:2012/05/27
最終更新日:2012/07/12 19:23

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春夏秋冬 Ⅱ 第2章 歌と花と
「もう少し、傍にいられれば良かったけど、終わりにしなきゃいけない。

皇太子の愛人だったことなんて、君のこれからになんのメリットもない。

お互いが素性を偽っていたのはこうなってしまった今となれば、幸いだった。

世間にバレてない、と思うのは楽天的に過ぎるだろうが、それでも言い訳は立つ」


「はい」


弥生様と愛人関係にあったことについて、リスクは高いのは俺の方だった。
終わりにしなきゃいけない。

自分から皇太子に近づき、取り入ったとでも噂されれば、自分の将来も危うく、兄や父にも迷惑をかける。


夢見ていたのは歌手になることで、官吏になることは義務のように思っていたのに、今になって惜しいと思っている自分がいた。

歌うことで生きていけないのなら、兄や父に望まれた自分でいたい‥。


どうすればいいのか、何を言えばいいのか、もう解っていた。




「さようなら、弥生様」


「ああ。
バイバイ、私の歌姫」
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