SITIGMA Side-Koichi Vol.1
SITIGMA Side-Koichi Vol.1
成人向完結
発行者:とりさん
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:その他
シリーズ:STIGMA

公開開始日:2012/05/10
最終更新日:---

マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
SITIGMA Side-Koichi Vol.1 第3章 2-1
 ぼくは日曜日、八時には起きていたんだけど、いくらなんでもそんなに早くは、おじさんの所に行けない。でも出かけちゃうかもしれない、とか考えて、本当はお昼すぎてからの方がじゃまじゃないかも、と思いながらも、十時半すぎにおじさんの家のチャイムを押した。二回鳴らしても返事がなくて、ぼくはすごくがっかりした。おじさんはずっとここに住んでるんだから、夕方でも、明日でも、また来ればいいだけ、なんだけど……。
 と思っていたら、ドアがガチャガチャいって、開いて、おじさんが出てきた。ぼくはすごくうれしくて、心ぞうがどきどきした。
「ごめんごめん。ちょうどトイレだったんだよ。さあ入りなさい」
 ぼくはまた、「ごめんなさい」って小さな声であやまってしまう。トイレからあわてて出てきて、ぼくを出むかえてくれたみたいで、おじさんはズボンをなおしていた。ぼくが本を返そうとする手を、そのまま引っぱってうちに入れてくれた。そうしてくれなかったら、ぼくは自分から、「おじゃましていいですか」って言えたか、自信がない。でも上がりたかったんだ。おじさんはぼくの気もちをわかってくれたんだと思う。

 ぼくをリビングに通した後、おじさんはぼくをこたつのそばのざぶとんにすわらせて、
「ごめんね、ちょっと仕事の続き、あるからまってて。机にそのマンガの続き、五冊出してある。それ読んでもいいし、好きなゲームしててもいいよ」
 ぼくはそう言われて、失敗しちゃった、っていう気もちになった。
14
最初 前へ 11121314151617 次へ 最後
ページへ 
NIGHT LOUNGE5060
ページの先頭へ