創作話 「ゆる坂の狐」
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発行者:たけぼんだぬき
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ジャンル:ファンタジー
シリーズ:創作物語

公開開始日:2012/05/06
最終更新日:2012/12/29 15:57

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創作話 「ゆる坂の狐」 第4章 創作話 「ゆる坂の狐」 第四話
もう既に 彼のいる部屋には

ふっくらとした 布団が敷かれて

いつでも 眠れるように

準備されていた


彼は 縁側から立ち上がり

夜の庭へ おりてみようと

一歩踏み出した 下を見ると

そこには 桐下駄が用意され

いつでも庭を探索できるように

なっていた


庭の玉砂利を 踏みながら

池の近くへと 歩いてゆく

池に 大きな 満月の月

池の水面は ただ月だけを

美しく 映し出している


こんな奇麗な月は 始めてみた

彼は呟いた


そうですわね 後ろから

娘が そう言った

はっとした彼は 後ろを見る

そこには 浴衣姿の 娘が立っている


その着こなしは とっても言葉では

言えないほど 妖艶で 美しい

月下の美人とは まさにこの事だ


驚かせて 済みません

と彼に頭を下げる

その襟首は 真っ白で

浴衣の 海老の柄とよく合い

胸を 打つほどの 色気もある


彼は 一瞬言葉を失い

ただ 彼女を見つめていた


------つづき-------
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