創作話 「ゆる坂の狐」
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発行者:たけぼんだぬき
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ジャンル:ファンタジー
シリーズ:創作物語

公開開始日:2012/05/06
最終更新日:2012/12/29 15:57

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創作話 「ゆる坂の狐」 第3章 創作話 「ゆる坂の狐」第三話
彼はこの客間に通された

娘は すぐに 囲炉裏のヤカンを

おろし 湯呑みに お茶を入れている

立ち居振る舞いは 優雅で

落ち着きがある


彼は娘をただ 見つめている

少しずつではあるが

娘を 好意的に

見ているようだ


その視線を 知ってか

知らずか 娘は優雅に

気品を持って お茶を

運んでくる


それは まるで

舞いをまうように

スムーズで 優雅であった


お待たせ致しました

まずは お茶でも

そういうと 彼の前に

湯呑みを差し出す


彼は 軽く会釈して

湯呑みを持ち

静かに お茶を飲む


ほのかに 良い香りのお茶で

甘味さえ 感じられる

得も言われぬ その味に

彼は 驚嘆の声をあげた


いやあ これは 美味しい

そうですか お粗末ですが・・・

そういうと 彼女は菓子入れから

お菓子を取り出すと

ささ どうぞと

彼に奨める


久しぶりに見るような

高価な お菓子である

彼は口に頬張りながら

いや 美味しいお菓子ですね

と 言うと

またお茶を一口 啜った


喜んで頂けて 私も

嬉しい限りです

娘はそういうと

にっこりと 笑った


-----つづく-----
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