☆わんだらいふ(ドラゴンアタック編)
第2章 秋葉原の風
何気に歩いていたら、路上に座っている一人の青年がいた。何となく目があったけど、楓はそのまま行こうとする。でも相手の方がちょっと気になったらしい。背中に背負ってるのが目立っている。
「あの、ちょっと……そこのお嬢ちゃん」と声をかけたら無視された。楓はお嬢ちゃんとか言われるのが嫌いなので無視する。仕方なく青年は、そこの彼女と声をかけてみた。
「はい、何か用?」楓がにっこりスマイルで振り返る。
楓はまず、さっさと行こうと急かす母に断る。ちょっとだけ話をしたいと、その辺で少しだけ待っていてと母にお願い。
何かとうるさい母を少しの間抑えておいて、楓はゆっくりと相手に近寄って話をしてみる事に。
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