POEM「春夏秋冬 思いのままに」
POEM「春夏秋冬 思いのままに」
成人向
発行者:たけぼんだぬき
価格:章別決済
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ジャンル:詩
シリーズ:短詩系冊子です。

公開開始日:2012/05/04
最終更新日:2014/12/30 14:43

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POEM「春夏秋冬 思いのままに」 第4章 第4章 生き様 夏編
思ひ出の 土曜の昼下がり



白日 夏の日差しの中

空は 限りなく青く

森は 限りなく緑の中


池に映る 山の稜線

透き通る 青と共鳴し

素敵な景色を 醸し出す


木の格子窓 入り込む

光の筋は 木漏れ日に

揺らめいて 影絵のように

畳の上に 絵を描く


部屋の片隅 猫が眠り

静かな 時を刻みゆく

子供の 歓声が窓を

通して聞こえてくる


庭に 水撒く 音がする

涼風風に乗り 部屋の中へと

入ってくる


猫が 身体を くねらせる

畳のへりに 爪を立て

丸まった背を 伸ばしている


ばあやが 庭から戻ってくる

台所に 立ち 何やら作っている

しばらくすると 部屋に入ってくる

くずくずしている 自分


卓袱台に置いたものは

大好きな 葛練り

むくと 起き出し

それを頂く


幼いころから それが好きで

特に おばあの作る 葛練りが

とっても 旨くって 大好物なのだ


昼の日差しは 焼け付くほどに

暑くて 厳しい


庭の花は 色鮮やかに

窓辺を 飾りつける

葛練りの 甘さと共に

おばあの 優しい笑顔

平穏な時が 流れてゆく

そんな 土曜の昼下がり

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