梨乃
第2章 小津基之と
「ごめん」
小津はびっくりしたように謝ると、梨乃の下着に手をかけた。
軽く力を入れると、するすると一気に足元まで落ちた。
その瞬間に、はらりとスカートが落ちてしまったため、大事な部分を見ることは出来なかった。
梨乃は足元まで下がった下着から、片足づつ抜いた。
そしてその場に腰を下ろして両膝をつくように座ると、小津のジャージのズボンに両手をかけ、下着ごと掴んでゆっくりと下ろしていった。
わざと、小津の硬く上を向いたものが引っ掛かるように巻き込んで、下ろしていく。
ちらり、と薄い陰毛が見えた。
なおもゆっくり下ろし続けていくと、陰毛の奥に、股の付け根から伸びている茎の、根本部分一センチほどが見えた。
「なんか、太いのが、見えているよ」
言葉により自らと小津とを興奮させながら、さらに少しずつ下ろしていく。
小津の茎が、二センチ、三センチ、四センチ、とだんだんと姿を見せた。凄い力で下着を押し上げようとしている。
七センチ、八センチ、
と、下に押さえ付けていたものが、ズボンと下着による押さえをいきなり失って、びいんと凄い勢いで跳ね上がり、自身のお腹をぺちんと叩いた。
いきなり目の前に飛び出してきたものに、梨乃は「うわ」と驚いいて声を上げた。
股間から生えた長い棒状のものは、天を向いたまま、ぷるんぷるんと大きく激しく揺れた。
「小津君のおちんちん、見ちゃったあ」
梨乃は間近から、熱い息を、そこへふうっとかけた。
小津のそれが、びくんと跳ね上がった。
梨乃にとってこんな形状になっている男性を見るのは、これが二人目であった。高木ミットのほうが少し長いようだが、その分というべきかどうなのかとにかく少し太いようであった。
ただ先端のキノコみたいな膨らみ、亀頭はミットの方が大きい。
全体的に綺麗な色をしている。
他の部分の肌の色と、あまり違いがない。
特に亀頭など、ピンク色であった。
「小津君て、童貞?」
つい、直球で尋ねてしまった。
小津はかちかちの表情をしながら、素直に頷いた。
5