梨乃
梨乃
成人向完結
発行者:竹井克
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ジャンル:その他

公開開始日:2012/04/28
最終更新日:---

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梨乃 第2章 小津基之と
 すべすべとした肌の上を滑らせていた小津の指であるが、突然なにか違う感触のものに接触した。なんだろうと思うまでもなかった。木村梨乃の……女子の……陰毛だ。引っ張ったり、掻き回したり、しばらく毛の感触を確かめていたが、不意に人差し指を伸ばして、より中心部を求めて指を下に潜り込ませた。
 ふっ。と、梨乃は息を吐き出した。
「凄い、濡れてる」
 小津はそう呟き、熱い呼気を梨乃の顔へと吐いた。
 そう、彼のいう通り梨乃のその部分は、既に自らの分泌した液体によって溢れていた。
「本当に、ぬるぬるになるんだ」
 本当に? って。
 小津君て、もしかして……
 どうにかなってしまいそうな中、そのように冷静な自分もいた。
 冷静であろうと、それと身体の反応はまったく別のものであった。
「あ」
 梨乃は熱い息を漏らした。
 肉の芽を探り当てられていたのだ。
 既にその一帯が溢れかえった分泌物でぬるぬるであるため、ただそこを触るだけで、身体に電撃が突き抜け、無意識にいやらしい声が上がっていた。
 去年の春に高木ミットと同じ日、同じ場所で男と女になってから、わずか一年足らずの間に、もう数え切れないくらいのセックスをした。百回どころではないだろう。
 放課後の誰もいないこの教室で、ミットのものを口と手で処理してあげたことも何度もある。
 一回だけだけれど、最後まで、してしまったこともある。制服姿のまま、自分が下着だけ脱いで、椅子に座ったミットに跨って。
 それが、同じ場所で、いまは違う男の子と……
 これまで一人の男性しか知らない梨乃としては、そうした興奮が、さらに液体を溢れさせた。
 また、小津の女性に不慣れでどうにもぎこちない指使いも、梨乃の興奮を引き出し続ける要因であった。
「もう、パンツがぐしょぐしょになっちゃうよ!」
 何故だか梨乃は、ちょっと怒ったような声を上げた。
 そうしないと、このまま進展せず、このまま終わってしまうだけの気がして。
 じゃあ、求めているの? わたし、これ以上の、ことを……。梨乃はふと自問したが、次の瞬間、そうした気持ち自体を心から追い払った。
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