梨乃
梨乃
成人向完結
発行者:竹井克
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ジャンル:その他

公開開始日:2012/04/28
最終更新日:---

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梨乃 第2章 小津基之と
 快感に身を任せながらも、理性をコントロールし、声を漏らさないように全神経を集中させていた。それでもいくらか漏れてしまったかも知れないが。
 変な声出したら廊下にいる男子にバレちゃうかも知れないのに、なんで、そんな意地悪をするのか。
 ……きっと小津君、急速に、男になっていっているんだ。こんなことしてそれが男の自信になるなんて、おかしな気もするけど、男の子ってそういう生き物なんだと思うし。
 人差し指の中への出し入れだけではなく、親指で肉の芽を擦られていた。
 中と外と、二つの刺激が梨乃を狂わせそうになった。
 もう我慢出来ない。声を出してしまおう。あの男子たちに気付かれたっていい。
 そんな思いと、必死に戦っていた。
 男子生徒たちが通り過ぎていったのと、ほとんど同時であった、
 梨乃はガクガクと身体を痙攣させると、机に突っ伏した。
 達していたのだ。
 ため息にも似た、長い息をはいた。
 小津は指を引き抜いた。
 くちゅ、と音がして、長く糸を引いた。
 梨乃はすっかり呆然となっており、脚を大きく開いて性器をさらけ出したままの格好で、ずっと腕に顔をうずめていた。
 一分、二分、小津がどうしていいか困っていると、ようやく顔を上げた。
「凄く、気持ち良かった」
 そういうと梨乃は小さな笑みを浮かべた。
 自分のだらしない格好に気が付くと、慌てて脚を閉じ、スカートを下ろした。
 床に落ちている下着を拾った。
「あのさ、小津君の家って、佐原だよね」
 履きながら、尋ねた。
「そうだけど」
 念のために聞いてみただけで、佐原であることなどは分かっていた。小津とは小学校も中学校も一緒だったのだから。同じクラスになったのは高校生になって初めてだが。
「遊びに行ってもいい?」
 また、弱々しそうな笑みを作った。
 暴走が止まらなかった。
 最低だとも思っていた。
 でも、いいんだ。もう別れたんだから、誰となにをしようが自由だ。
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