僕と彼女のビート
第4章 彼女と僕の再会の日
たしか、いつかのあの時もそうだったな。
二人して川沿いを歩いた日。
僕は引き返すことなんて考えなかった。
マーシーも僕とずっと一緒だった。
僕はこの数日間マーシーを何度抱いたか分からない。
朝が来ても夜が来ても、アパートのドアをノックする音が聞こえても、僕はマーシーとほとんど裸で抱き合っていた。
始めは痛みに耐えていたマーシーも、徐々に快感を得られるようになってきたみたいだった。
僕はマーシーにも時折酒を飲ませてみた。
マーシーはビールには口をつけなかったけれど、甘いジュースみたいなカクテルは平気で空けるようになった。
52