僕と彼女のビート
第4章 彼女と僕の再会の日
次の日の朝は雨が降っていた。
だから僕はマーシーを連れ回して外に出る気になれなくて、近くのスーパーマーケットにたくさんの食べ物と酒と煙草を買いに行っただけで、二人でずっとアパートの部屋にこもっていた。
僕はまたマーシーの体を求めた。
マーシーは痛がって小さく悲鳴をあげたけれど、僕がやめようとするといつも「やめないで」と言うんだ。
僕たちは一日中裸で過ごした。
マーシーは血を流しても涙を流しても、僕が一度果てるまでは身体を離そうとはせず、しばらく休んではまた抱き合った。
くちづけたり、お互いに体を触り合うのにも疲れたら、酒を飲んで少し眠って、目覚めたらまた抱き合う。
次の日も、その次の日も雨は止まなくて、僕は仕事に行くこともせずにマーシーを抱き、煙草を吸い、酒を飲むのを繰り返した。
マーシーも僕も何も言わなかった。
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