僕と彼女のビート
僕と彼女のビート

発行者:美心(mishin)
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/04/24
最終更新日:2012/09/16 23:29

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僕と彼女のビート 第4章 彼女と僕の再会の日
相変わらず白い肌に黒くて長い髪。

心なしか少し背が伸びたような気もするけれど、化粧をしなくても愛らしい笑顔は変わらない。


ただ、マーシーの手には、どこかで見た黒いギターケースが下がっていた。


「久しぶり」

「マーシー、もしかしてそれ…」

「君ギター持ってないでしょ、私、学校からこっそり持ってきたの」


マーシーはいたずらっぽく笑ってみせた。


「正気かい?バレたら大変だぜ」

「あんなにたくさんあるんだからバレないわ。まったく全校生徒がギターに興味あるわけでもないのに。」


マーシーから黒いハードケースを受け取って僕は彼女の手を握った。


そういえば、こっちに引っ越してきてから全然ギターに触っていなかったな。

給料のほとんどは酒と煙草と遊びに消えてたから、ギターを買うなんて思いつきもしなかった。


駅から15分ほど歩くとすっかり街の気配は消えて住宅街になってしまう。マーシーは僕のボロアパートを見て目を見張った。
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