僕と彼女のビート
僕と彼女のビート

発行者:美心(mishin)
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/04/24
最終更新日:2012/09/16 23:29

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僕と彼女のビート 第3章 新しい生活のなかで
そんなある日、マーシーから手紙が届いた(僕の家には電話がない。だいたい用事があれば誰かの家を訪ねるか、職場でルーシーと話していたから必要なかった)。



手紙には短く、僕に会いたいということが書かれていた。


僕は職場の近くの電話ボックスから久しぶりにマーシーに電話をかけた。


「もしもし、マーシー?」


「うん、久しぶり。」


「手紙読んだよ。いつ来るんだい?」


「今度の土曜日に行くわ。それでいい?」


「うん。家、汚いけど」


「平気よ。駅まで迎えに来てちょうだいね。」


久しぶりに聞くマーシーの声に僕の胸はチクチクとこそばゆい感触がして、時間を決めて電話を切ったあとにもしばらく残っていた。


珍しく僕はルーシーの誘いを断って家にまっすぐ帰った。



家に着くと、僕は煙草をくわえたままベッドに倒れてマーシーの顔を思い浮かべた。ジェニーと比べてずいぶん幼いマーシーの顔を。
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