僕と彼女のビート
僕と彼女のビート

発行者:美心(mishin)
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/04/24
最終更新日:2012/09/16 23:29

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僕と彼女のビート 第2章 変化してゆく季節に
マーシーは僕の肩におでこをくっつけて目を閉じてじっとしていた。


僕はマーシーの手を握りなおして、大きく息を吸い込んで、吐いた。




僕たちが列車に乗り込んで少し経った。


僕はマーシーが一体どこまで着いてくる気なのか、と考えはじめた。


あのときみたいに、二人で橋を渡って隣街を探検したときみたいに何も言わなければマーシーはずっと僕の側にいてくれるだろうか。なんて馬鹿なことを思ったけれど、僕は聞いてみることにした。



「マーシーはどこの駅で降りる?」
「降りないよ」





間髪入れずに答えが返ってきたから僕は非常にびっくりした。



「何言ってんだよ、どうするんだよ」

「着いていく。」

「連れていくつもりなんてないよ。マーシーはまだ学校があるんだから」

「連れてってなんて頼んでない、私が自分で行くの」


マーシーはそう言って自分の小さなバッグからしわくちゃになった札束を取り出した。
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