僕と彼女のビート
僕と彼女のビート

発行者:美心(mishin)
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/04/24
最終更新日:2012/09/16 23:29

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僕と彼女のビート 第1章 僕たちの出会った日
僕はきっとこの頃まだマーシーのことをあまりよく知らなかったんだ。






あの夏休みはすぐに過ぎ去って、また僕たちの学校が始まって、面倒な体育祭やら感謝祭やら、いろいろな行事とバスケット部の引退式、そして山ほどのつまらない勉強の日々が過ぎて行った。


マーシーは相変わらず民族音楽研究部で、うちの中学校にはブラスバンド部や軽音楽部といったものがなかったため、週に一度は隣町の学校まで行ってブラスバンド部の練習に参加していた。


マーシーはサキソフォンを選んだ。


彼女は初めてすぐにコツをつかみ、しばらくすると隣町の式典の演奏に参加するようにもなった。



マーシーは当時僕の知る人間の中では誰よりも努力する女の子だった。




僕の放課後の日課だったバスケット部は引退してからなくなってしまったし、僕たちはだんだん一緒のスクールバスで帰る日が減っていった。



僕がマーシーと付き合っていることは誰もが知るようになっていた。

最近マーシーとは一緒じゃないのかい、とよく仲間に冷やかされた。


僕は気を紛らわせるために、放課後の教室でギターを練習するようになった。
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