僕と彼女のビート
僕と彼女のビート

発行者:美心(mishin)
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/04/24
最終更新日:2012/09/16 23:29

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僕と彼女のビート 第1章 僕たちの出会った日
非常階段は冷気を含んだコンクリートの壁で思ったよりも体が冷えた。

僕たちは体を強く寄せあった。
今までにこんなにもマーシーにくっついて座ったことがあっただろうか。



僕たちはもう何も話さなかった。

今思えば、この時の僕はすべての退屈や憂鬱をすっかり忘れていた。
自分の心臓の大きすぎる鼓動の音と、マーシーの鼓動の音がだんだん同じリズムになっていくのを感じていた。



マーシーは僕の体に自分の体重を預けて、目をつぶっていた。





僕は左手をマーシーの背中に回し、右手でマーシーのおでこを触り、鼻筋をなぞった。


マーシーのまつげが少し動いた。
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