☆わんだらいふ(小説家編)
第3章 女ばかりの家族ってを友人はうらやましい限りだと叫ぶ
さてその頃、康成は友人の波多野と夕飯を食べ終え帰り道を一緒に歩いていた。
「康成よ、お前の家って最高だよな。漫画みたいな家庭だよな」波多野はうらやましそうにつぶやく。彼にしてみれば、康成の家は女が4人もいて男は康成だけ。それだけでも十分に近いが続きがある。何より素晴らしいと言いたいのは……
康成の父は腹上死してしまったが有り余る金は残したという事実。そこが素晴らしいと波多野は興奮して力説。
大量の金を残して親父が死ぬ。4人の女に囲まれ男は息子一人だけ。それこそ夢のような生活なんだと波多野は熱くなった。彼は妄想さえする。そんな環境に自分がいたら、一体どんな生き方をしてみようかと。
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