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成人向
発行者:ほおずき
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/04/06
最終更新日:2012/09/23 23:16

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spring 第2章 searching,
何度目かの絶頂のあと、ハルは眠りに落ちた。

可愛い寝顔だった。

その顔を見て、際限なく猛っていた欲情が凪いだ。
代わりに溢れるような愛しさがせり上がってくる。

浴室でタオルを濡らして、丁寧に身体を拭いてやって、バスローブを着せてた。
かなりしつこく攻めたてたから、ハルは途中から泣きながら終わりにして、と訴えていた。

止めてやらなかったけど‥。


彼は初なのか、慣れているのか、結局最後まで解らなかった。


快感を素直に引き出す淫らな身体をしている癖に、どこか不慣れな反応‥。



君は、いったい何なんだ?



すーと微かな寝息をたてるハルを、朝まで見つめていた。

当たり前だが、明け方眠りに落ちたハルは朝になっても目覚めなかった。

今日は休日だが、昼には用事がある。
これ以上の滞在は事情が許さない。



本当は、ハルが目が覚めたら謝るつもりだった。昨日は幾ら何でもやりすぎたし、約束も破りかけた。

何より、話がしたかったし、次に会う約束を取り付けたかった。

ハルをどうしようもなく、可愛いと思っていた。


だけど、もう行かなくては…。


よく寝ているハルを起こすのは可哀想で出来なかった。ルームサービスで朝食を届けさせ、ナイトテーブルの上にメモと万札を置いた。


連絡先を書かなかったのは、きっと彼はかけてはこないだろうと思ったからだ。俺のことを怒っていないわけがない。



こんな別れ方をして、また彼に会う機会があるかは、完全に賭だ。




ハルが可愛い。
だけど、これ以上この子にのめり込みのが、怖くもあった。
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