淫獣番外編
第12章 試食会と病棟に残った3人
龍牙達はホテルの8畳ほどの部屋で第一特務警備隊のメンバーと降臨した伝説の二人を加え試食会を開始した
前菜はターサイとビーフンのピリ辛サラダだ
龍牙が最初に試食して
「豆板醤の辛さがほど良く効いていてビーフンのプリプリ感が堪らない一品ですね」「ありがとね
お二人共どうぞ遠慮なく食べてくださいね」
「ウ~ン、美味しいはメイさん、龍破早くお食べ」「はい、確かに豆板醤のほど良い辛さとドレッシングに使われている檸檬の爽やかさがいいぜ」
「ふっふ、麗美さんて女王様のような言い方するのね」と李麗だ
「龍破は彼氏というより
下僕だし」
「次は私のイチ押し牛肉とチンゲンサイの回鍋肉風よ」
「おっ、これも美味しいそうだな」と龍破が最初に箸をつける
「オイスターソースとピリ辛の味噌とが渾然一体で素材の味を活かした一品だね」
第一特務警備隊が楽しく試食会をしてる時
国家特殊衛生局の病棟に
残った、かずみ達は病棟内にあるレストランで夕飯を取っていた
「でも驚いたわ、あの煌が妊娠して、人間らしい感情を取り戻すなんて信じられないわ、ここで、もう一戦することになると思ったのに普通に退院手続きして霞月の森のアジトに戻るなんて」
「そうですね」と全快した華江だ
「何か、拍子抜けだよ
病棟に来るまでは生死を掛け戦ってたのにあの二人、このままおとなしくしてるだろうか」
「まぁ、煌の子供が生を受け成長するまで平和が続くのか、それとも激戦の日々が明日から始まるのか」「どっちにしろ煌達がおとなしくしていても煌達以外の淫獣ヒューマノイドが不定型淫獣に戻り本能赴くまみ暴れるかもしれないし天上界の邪悪な者が下界を支配しようか企んでる奴らもいるだろうし、天上界へ行ききが可能なった、今は用心に越したことないと思うぜ」
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