MaraSon Part2
MaraSon Part2
成人向完結
発行者:とりさん
価格:章別決済
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ジャンル:その他
シリーズ:MaraSon

公開開始日:2012/03/20
最終更新日:---

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MaraSon Part2 第3章 3-1
「よろしくお願いします」
 大樹君は父親に向かい、手は前で揃えて、お辞儀した。それからまず、セーターを脱ぎ始めた。父親が相変わらず木偶の坊状態なので、僕は彼の視野に動いて、服を脱ぐジェスチャーを見せた。やっと父親は、セーターの裾に手を掛けた。世話が焼ける。
 大樹君がからだをくねくねさせて、セーターを脱ぎ、きちんと畳んで左の横手に置き、下の赤系のチェックのシャツのボタンを全部外したくらいで、父親の方はやっとセーターを脱ぎ終え、またもただ棒立ちで、息子が服を脱ぐ様を無感情に(見える顔で)見下ろしていた。お父さんもチェックのシャツだが、こっちはものが良さそうだ。大樹君のはユニクロっぽい。それにしても滑稽なまでの対比だ。実際はそこまででもないが身長は半分くらいに見え、体重は実際、三倍くらいの差があるだろう。肌の色は父親が日本人としては濃いめで、息子の方は抜けるように白い。
 大樹君の下着はランニングシャツだ。彼はためらうことなくそれも脱ぐ。脱衣の際の大きな腕やからだの動きで、幼くしなやかな肉体の筋肉が、薄い脂肪の下で豊かに伸縮する。あらためて美しく、エロティックな肢体だ。
 大樹君ははズボンのベルトを外した。僕は少しズームアップし、大樹君の頭がぎりぎり入るくらいにした。太腿と臀部は、幼いなりにしっかりとしていて、これから成長期に入れば、ぐっとたくましくなるだろう。今は長距離っぽいからだだが、スプリンターや野球などの適性もあるかも知れない。
 大樹君はボクサーブリーフと靴下になり、いったん動きを止めた。今さらためらいとかないと思うが、僕としてもそこはじらしてほしかったところだ。
「大樹君、一回こっちを向いて、それからお尻も見せてくれる? それからもう一度お父さんの方を向いて、お父さんを見ながら、パンツを脱ぐ。オーケー?」
 カメラは回しっぱなしだ。あとで編集する。僕はズームを戻した。大樹君は小さくうなずき、言われた通りこっちを向き、くるりと翻ってお尻を向け、また父親に向かい、高いところにある父親の顔を見上げた。父親は暗い表情で、それでもそんな彼の顔を見下ろした。
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