MaraSon Part2
MaraSon Part2
成人向完結
発行者:とりさん
価格:章別決済
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ジャンル:その他
シリーズ:MaraSon

公開開始日:2012/03/20
最終更新日:---

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MaraSon Part2 第1章 1
 素晴らしいね。今日のところはここまでだ。一山は越えた。昨日今日のうちに、親なり先生なりに、何か気づかれたらヤバかった。もちろん大樹君自身が、誰かに訴え出る可能性もあった。それらの可能性は、ぐっと薄れたと言える。しかし日曜日、彼の顔を見るまでは安心できない、と心を引き締めた。まあ引き締めるも引き締めないも、やらかした事実はもう変わらないし、来(きた)るべき運命を、受け身で待つしかないわけだけど。

 翌朝、僕はジョギングに出て、大樹君とすれ違った。僕が足を引っかけてやった場所と、十メートルとずれていなかった。大樹君の方から、ぺこっとお辞儀してきた。今までみたいに恥ずかしそうに小さくではなく、一瞬立ち止まって、手をからだの前で揃えて頭を下げた。僕は笑顔で手を上げ、それに応じた。
 その後も、大樹君は皆勤で走っているようだった。僕の方がいい加減だったり仕事が早出だったりして、水曜と土曜は、会えなかったけれど。健康そのものの少年だった。あの日の媚態。誰にも想像できないだろうな。僕だって幻覚だったのかと思い始めたくらいだから。

 でも日曜はやってきた。一応土曜の晩に、確認メールを送った。大丈夫です、明日よろしくお願いします。大樹 と、ちゃんと返事が返ってきていた。
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