☆ボインちゃんはAVギャル番外編(ぷぅ子の痛快疾走な生き様)7
第5章 商談1・魂を貸してもらえませんか?Negotiation☆天才とは食えないモノ
なるほど、あなたは天才なんですね? 健は相手が持っているであろうプライドを刺激した。
「そう思うよ、間違いなく天才の部類だと思うよ」 淳は堂々と相手を見て自分は天才だと断言する。自信たっぷりのような空気を強くは見せないが、それは静かに漂っていた。だったら、こういう相手はやんわりおだててみるのも手かと健が話を始めていく。
A社にいる大向三奈子という女の子、彼女がぷぅ子のDVDを見て淳という監督に興味を持っている。淳という人に監督してもらえたら自分も映えると思っているらしいので、それを受けてもらえませんかね? 淳を誘う。天才だからお願いしますと誘う。
頼まれた淳は知っている。大向三奈子、Fカップの美巨乳。セクシーアイドルとしては非常に優位に立てる女であろうとも。
でも、イマイチ気が乗らないなぁと、受ける気はないと相手に渡す。今ひとつ、あるいはもう少しばかり、気持ちは動かないと。
なぜですか? 相手の当然の問いに、俺の好みじゃないからだと淳は言った。自分が描きたいと思う気にはなれない。だから他の奴に頼んでくれないかなと、却下の意向を示した。本当に興味がないとバカ正直なまでに浮かべていて露骨だった。
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