破壊と再生
破壊と再生

発行者:Ringo
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ジャンル:SF

公開開始日:2012/03/07
最終更新日:2012/04/13 00:49

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破壊と再生 第2章 第1章 春一番
一斉にガヤガヤし、帰宅の準備をして、クラスメイト達は出ていった。女子の数人は残って、メールアドレスを交換しあいながら、キャッキャしていた。
それを横目に、コウガは、
(…確かに年上の女性の方が魅力的かもな。)
と思った。

教室を出た四人が混んでいるエレベーターを見て、階段で降りることにした時に、ミナトが「さて、」と話し始めた。
「シュウとGは確定として、コウガ!今日これから空いてる?」意気揚々と、ミナトから誘われ、彼の勢いに負けたような形で、コウガは、「あぁ。」と応えた。

「ちょっと待ってくれよ。僕は父と用事があるから今日は無理だ。」間髪入れずにピシャリと断ったシュウにコウガは感心した。シュウはそのあとも、駄々をこねるミナトを、校舎の出入口まで遮断し続け、あっさり帰っていった。

「ちぇっ。なんだよシュウのやつ。親父さんがちょっと偉いからっていい気になりやがって。」
「シュウの親父さんは何してる人なんだ?」
「あぁ。あいつの親父さんは、実はー。」
「おい、ミナト。そんなペラペラ喋ったら、またシュウに怒られるぞ?」
Gが止めに入った。
「…。そうだな。コウガには、多分、シュウが自分から言うだろうな。」
三人との距離を感じて、先程までの感情が、少し冷めていくのを感じたコウガは、それをカモフラージュするために喋り続けた。
「そうか。で、今日はこれからどうするんだ?」
二人に「え?」という顔で見られたコウガは、そこで次のミナトの言葉を察した。

「決まってるだろ?中庭行って、先輩が入っているサークルを探すんだ。」



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