破壊と再生
破壊と再生

発行者:Ringo
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ジャンル:SF

公開開始日:2012/03/07
最終更新日:2012/04/13 00:49

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破壊と再生 第2章 第1章 春一番

舌打ちをしながら、コンビニに入り週刊の少年マンガ雑誌を立読みし、コーヒーと100%のオレンジジュースを手にレジのまえに立った。
ふと、目に止まったセブンスターを、1秒考えたあと、荒々しく手にとろうとしたその時、

「おいおい。ボウズにはまだこいつぁ早いんじゃあないかい?」
低く、しぶい声が、後頭部頭上20㎝程度から響き、コウガが手を伸ばした先のタバコを二箱、長い手が持っていった。

「ボウズじゃねー!」
勢いよく振り向いたコウガの目の前には、
警察手帳と、長くウェーブがかった髪を後ろで結び、無精髭を蓄えた、長身の男が立っていた。怯んだコウガに、男はまた低い声で、
「おぉっと。口が悪かった。言い直させてくれ。君みたいな綺麗な顔した""男の子"にはこいつぁ似合わないぜ?」
コウガは真っ赤になって230円を店員に荒々しく渡し、男の高笑いを背に、コンビニを後にした。

部屋に着いたコウガはドアを勢いよく閉め、一頻り、汚い言葉で例の男を罵りまくった。
数時間後、落ち着きを取り戻したコウガは(まだ少々のイライラは残っていたが。)、音楽で気をまぎらわせようと、パソコンを起動させ、お気に入りのバラードをベッドホンで聴きながら、コーヒーを片手に小説を読んだ。


夢をみたー。
綺麗な女性が隣に座って、本を読んでいる。

不意に携帯が鳴り、知らない男の名前と番号が液晶に浮かび上がる。

不思議なことに、夢の中のコウガは、それを不審に思わず、いつものように電話に出た。

「コウガ!やっと出た!奴らがそっちに向かってる!逃げろ!」

電話は切れ、隣の女性は不安そうにこちらを見つめている。コウガの心拍数が上がる。

(逃げなければ!)

彼女の手を握り、立ち上がった瞬間、窓ガラスが割れる音と同時に、視界が悪くなった。武装した特殊部隊のような集団が、一瞬にしてコウガと怯える女性を取り囲んだ。武装集団の中の1人がマスク越しに訳のわからないことを言った。

「上沢惶牙。貴様を、リヴァイア爆破、並びに国家反逆の罪で拘束させてもらう。一緒に来い。」

ーー
ー。


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