破壊と再生
破壊と再生

発行者:Ringo
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ジャンル:SF

公開開始日:2012/03/07
最終更新日:2012/04/13 00:49

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破壊と再生 第1章 序章:入学式
(見つけたぜ。)
早足で彼に近づき胸ぐらを掴んだ。
「おお、ちょっと待て!!」
「何だ?喧嘩を売ったのはお前だろう。」
惶牙は驚いた様子の彼を、コンビニエンスストアの壁に押し付けた。
「け、喧嘩?なんの話だ?」「さっき俺にでけぇ態度とってんじゃねぇとお前は言った。それを普通、喧嘩を売るというのではないか。」
「待てよ!離せって!そんな気さらさらねぇから!理由があるんだ聞いてくれ!」
「何だ?言ってみろ!」
「わかったからとにかく離してくれよ!」

惶牙はパッと手を離し、彼は惶牙に捕まれていた首を撫でながら立ち上がった。他の大男とメガネは無表情で惶牙を見つめていた。

メガネが口を開いた。
「お前、何も知らないのか?」
「何もって何だ?こいつが喧嘩を売ってきた理由と何か関係があるのか?」
「だから、あれは喧嘩を売ったんじゃなく、ただ単に警告だったんだ。」
呆れた様子で、青年が話し始めた。

「俺らが入学したこの大学には、ある都市伝説染みた話があるんだ。それは、入学式に、さっきのお前みたいにふてぶてしい態度をとった奴が、学校から消されるって話だ。」
「何だと?なんだそれは。そんな嘘で逃げられると思うなよ。」
「まあ待て!信じられないのはわかるが、実際に俺の先輩が去年消された。その人は、高校時代、いじめられてた俺を助けてくれた優しい先輩だったんだ。喧嘩っ早いところはたまに傷だったが、多分そのせいで消されたんだろう。」
「そんなわけ…」
「俺はミナト、曽根崎南斗。このデカイのはG。本名は白波源也。だからG。そっちの方が強そうだろ。あとこのメガネはー」
「おい、僕はメガネではない。シュウだ。よろしく。」

いきなりの自己紹介に戸惑い、ばつが悪いが、惶牙はつき出された手を握ることにした。

「あぁ…俺はコウガだ。そんなことよりさっきの話を詳しく教えろよ。」
消されたとはどういうことだ。誰が消しているのだ。消えたやつらはどうしているのだ。聞きたいことがたくさんある。

一行は会場近くのファミリーレストランへ行くことにした。
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