人形の見る夢
人形の見る夢
成人向
発行者:ほおずき
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:その他

公開開始日:2012/03/05
最終更新日:2015/07/17 11:20

マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
人形の見る夢 第1章 ビスクドール(はちみつ)

それが、死んだ、私が殺した妻の名前だ…。
けれど、歳をとった妻よりも、何倍も美しいこの人形。

あの店の亭主は本当によくわかった男だ。
花嫁の様に無垢な白で商売女のように淫なデザインに仕立てたドレスを着せてきた。

人形はベッドに下せば、不思議そうに瞳を瞬かせた。

その果実のような唇を塞いで、純白のドレスを引き裂いた。
零れ落ちんばかりの豊かな白い胸が揺れる。見事なハニーブロンドが肩から滑り落ちて、その華奢な身体を包み込んだ。豊かな髪をかき上げてサクランボのような鮮やかな色をした乳首を摘まめば、いやっと籠った声を上げた。

「いやっ、やめて!!」
「なぜ? 私はお前の唯一の主だ。お前には逆らう資格はない」
「なんで…?」

呆然と見開いた瞳に涙が浮かぶ。
そう、人形は子供と同じだ。
なにも解っていない、だから面白い。
太陽を知らない真っ白な胸を揉めば、驚くような弾力で揺れた。

「ふふ、綺麗な身体じゃないか。こっちはどうなってるんだ?」

怯えるばかりで大した抵抗もできない人形の足を開かせれば、髪と同じ色をした柔らかな繁みが顔を出す。その奥に隠されたもう一つの果実…。

「可愛いじゃないか」

「いや、痛いっっ」

「大人しくしろ」

 何も知らないこの人形。
人にすれば犯罪になるようのことも、人形にする分には罰せられない。
大富豪の一人娘だった妻。若いときは美しく可愛らしい娘だった。だが、歳をとった。

後は死んでくれれば、膨大な財産が私一人のものになった。だから殺した。
これからは、私はこの莫大な財産といくらでも替えのきく、なんでも許される人形と生きていく。
4
最初 前へ 1234567 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ